2013年正月三部作-2 奥田民生「近未来」

2013.01.02 Wednesday 00:00
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    マヤ暦による2012年人類滅亡説・・・何も起きませんでしたね。自分、全く信じてなくて人類滅亡とされた前日、大阪で師匠・友と歓談してました!

    昨日、「新時代」と書きました。
    奥田民生「近未来」は、2001年911&2011年311以前、2000年の発表曲です。預言的な曲と私は解釈しています。

    村上春樹『1Q84』同様、本物の才能は様々に解釈可能な文脈を残すもので、民生の意図はソコにはないのでしょう。曲調が明る過ぎます。

    アルバム【Goldblend】に収録されるこの曲、さすが【違いの分かる男】民生!

    911以降のパラダイムシフトは、今後も続くでしょう。長いスパンでは転換期。

    東洋哲学で「陰極まりて陽となる」「陽極まりて陰となる」とあり、そろそろ陰の時代に向かうでしょう。何のことやねん!と言われそうですが、満潮・干潮のようなモンです。TOYOの哲学、案外、新時代に役立つかもしれませんぜ。

    世界が悪くなろうがなるまいが究極的には、自分が将来確実に死ぬ事実、とは何の関わりもないこと。むしろ、この世知辛い世の中で、この肉体のまま永遠の命を与えられる方が、自分にとっては薄気味悪いことです(笑)。

    今ある生を感謝し、精一杯生きるのみ。面白きこともなき世をオモシロク!!

    奥田民生「近未来」

    新しい時代だそうだ 新しいのだそうだ
    詳しくは知らないぞ とにかく うっかりのんびりしない様
    嵐のように吹き荒れそうだ 災難を招きそうだ
    君だってあぶないぞ とにかく うっかりのんびりしない様
    あー教えてくださいよ 僕らの近未来を 緑の地球はどうなるの 
    なにかが爆発するかもしれないよ 愛と平和だけ捨てないでね

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    本紹介1:阪本啓一『「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く。』 The Beatles "Blackbird"

    2013.01.13 Sunday 09:06
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      阪本啓一

      今後、新時代、東洋医学・東洋哲学をテーマに様々な本を紹介する予定ですが、記念すべき1冊目は『「たった1人」を確実に振り向かせると、100万人に届く。』です。坂本ヒロミツがお薦めする本書の著者は、サカモトつながりで阪本啓一さん。

      本書の帯に「狭く濃く」の代表例に、由紀さおり『1969』が例示されておりジャケ買いしました。
       
      「個から個へ」
      「生活者がパワーをもった」
      「頼むから静かにしてくれ(しつこいDM、勧誘)」
      「うるさすぎて、メッセージが伝わらない、届かない」
      「人は商品ではなく、自分を買っている」・・・

      ほらほら、気になってきたでしょ。新しいビジネスのヒントが本書には隠れています。後は読者のcreativity,『1969』のように。

      「感染(うつ)すんです」って吉田戦車の漫画を思わせるフレーズなど、遊びの要素が多い方とお見受けしました。本書の「JOY, WOW, LOVE, FUNが含まれているか」に関して、「仕事は遊び、遊びは仕事」がライフスタイルの自分には、共感できるところ大でした(仕事は楽しまなくちゃ、本来やらなくても良い遊びはタシナミ・仕事につながるでしょ・仕事の相手が生身の人間なんだから)。

      かなり本は読む私でも著者の方へメールをお送りしたのは初めてです。阪本さんからすぐ返信をいただき、「メール内容転載して良いですか?」とWOW!「ハイッ、喜んで!」とどこかの飲み屋のかけ声よろしくお応えしました。阪本啓一さんのブログはこちら

      「アナログ力を鍛えよう」にもhead-bangingしましたが、本書で1番、共感したのは目次の前の記述です。
       
      「ミネルヴァのふくろうは、黄昏がやってくると初めて飛び始める」
      (ヘーゲル『法の哲学』)
      「黄昏」とは、1つの時代が終わる時期。終わりは新しい時代の始まりと考えよう。つまり、ミネルヴァのふくろうは、新しく始まる時代に、飛び立つ。ぼくたちも、新しい時代に、飛び立とう。それが、「違うやり方」をとるということだ。

      この文で、The BeatlesのBlackbirdを思い起こしました。陰の時代にふさわしい歌。

      Blackbird singing in the dead of night
      Take these sunken eyes and learn to see
      All your life
      You were only waiting for this moment to be free
      Blackbird, fly
      Into the light of the dark, black night

      自由なんて概念がなければ良いのに、生半可に自由だから、電車に乗っている多くの人がスマホを凝視しているんだね。窓の外には虹がかかっているのに。

      The Beatles "Blackbird"
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      本紹介2:金子勝&児玉龍彦『逆システム学』

      2013.01.14 Monday 01:20
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        金子勝&児玉龍彦『逆システム学』を紹介します。金子教授は慶應義塾大学の経済学部教授、児玉教授は東京大学の臨床医かつ最先端の医学研究者です。

        児玉教授は2011年の福島原発事故後、衆議院厚生労働委員会に参考人として出席され、「7万人の人が自宅を離れてさまよっているときに、国会は一体何をやっているのですか!」と委員達に向かって激しい口調で詰め寄っていた姿が話題となりました。

        私は短期間ですが児玉教授と共同研究チームで直接お話しする機会に恵まれ、自家用車に乗せていただいたことがあるのですが、本当に普段は温厚な方です。ですので、委員会の姿は驚きでした。福島で継続的な除染活動も実践され、2011年には英科学誌Natureの「科学に影響を与えた今年の10人」に選ばれました。日本の宝です。

        「人間のDNA配列のうち、要素である蛋白の配列は2%で、残り98%は調節制御に関わる配列。ネズミと人間では要素の数はあまり変わりなく、調節制御が変わる。つまり、個別の遺伝子が解明されたからといって、そのままシステム全体がわかるということにはならない。簡単に人間全体の個体差が理解できるわけではないということが分かってきた。」
        「かつての要素還元論でバラ色の夢を見ることが不可能なのは、誰の目にも明らかになりつつある。」

        要素還元論とは、全体を小さい要素に分解し要素の理解をもって全体を理解した、とする科学論です。遺伝子という概念に端を発し、原因が単純な感染症、単一な遺伝子による疾患などは解明が進みました。デカルトに始まる科学、要素還元論の一定の有効性は否定できません。

        その一方、ウニの遺伝子の数がヒトとほぼ同じで、その7割がヒトと共通している事まで判明し、ヒトとウニとの違いを説明できない、要素還元論の自己矛盾が生じました。
        ヒトゲノム計画の解読が終了した翌年、2004年に本書は発行されました。先見の明に驚きます。

        ヒトゲノム解読でほとんどの疾患が治せる?残念ながらそれは夢物語です。相場に理外の理、周期性があるように、経験知、複雑系に重きをおく東洋医学は今後、close upされてくるはずです。今日の記述は、epigeneticsなど新しい医学概念を説明しなければなりません。今後、少しずつ噛み砕いて再掲します。
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        本紹介4 村上春樹 『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』

        2013.01.22 Tuesday 00:00
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          夢を見るために毎朝僕は

          アルジェリアのテロ、残念です。2001年9・11以外の単一事件で、これほど多数の日本人が殺傷されるのは、記憶にありません。

          ネット、TV、Twitterなどメディアの発達により、犯人側にとってテロの有効性が年々、強まっています。私がネットを始めたのは17年前でしたが当時、現在に至る情報化社会の急進・拡大、その欠陥性を予想できませんでした。

          村上春樹『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』の中に、彼の代表作『1Q84』出版直前、2009年に行われたインタビューが載っています(一部を下記)。題は「るつぼのような小説を書きたい」。

          「僕が今のアメリカに行って、人々と話して感じるのは、我々が生きている今の世界というのは、実は本当の世界ではないんじゃないかという、一種の喪失感 − 自分の立っている地面が前のように十分にソリッドではないんじゃないかという、リアリティーの欠損なんですね。
           もし9・11が起こっていなかったら、今あるものとはまったく違う世界が進行しているはずですよね。おそらくはもう少しましな、正気な世界が。そしてほとんどの人々にとってはそちらの世界の方がずっと自然なんですよ。ところが現実には9・11が起こって、世界はこんなふうになってしまって、そこで僕らは実際にこうして生きているわけです。生きていかざるを得ないんです。言い換えれば、この今ある実際の世界の方が、架空の世界より、仮説の世界よりリアリティがないんですよ。言うならば、僕らは間違った世界の中で生きている。それはね、僕らの精神にとってすごく大きい意味を持つことだと思う。」(村上春樹)

          自分も9・11前後にパラダイムシフトが起き、時代は陰へ向かったと確信します。グローバル化は統一よりも分断を生み出すのです。

          写真は一昨昨日、ブルガリアで起きた野党党首の暗殺未遂事件。

          ブルガリア野党党首暗殺未遂

          犯人は発砲できず取り押さえられ、幸い党首に怪我はありませんでした。安心を与えるブログにしたいのですが、これがネット社会の現実・・・。予後不良な疾患を抱えた患者さんに、現状を告知すべきは医者。あの重い気持ちに似てます。

          自信のある人は、どうぞ → 動画(2013年1月26日現在削除されています。まぁ、節度ある常識か)
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          哀悼

          2013.01.23 Wednesday 00:00
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            今回、アルジェリアで起きたテロ事件で
            犠牲となった方々に深い哀悼の意をあらわします。
            愛する人を失った御家族、友人、恋人、関係者の方々の
            力になりたい気持ちでいっぱいです。
            また今回の事件を、自分に起きたことのように感じている方を
            慰めたいのですが適切な言葉が見つかりません。

            7人の同胞が戻られる、明日1月24日は
            ブログのことを一切忘れ、遺された方々を想う日にしようと想います。
            ですので明日の投稿は、一昨日、既に済ませました。
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            本紹介6 本庶佑『ゲノムが語る生命像』

            2013.02.01 Friday 00:00
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              ゲノムが語る生命像12日前に出版されたばかりの本『ゲノムが語る生命像』です。世界的に高名な医師である著者、本庶佑 氏の講演を聞いたのは22年前、医学部2年生の時でした。懐かしいなぁ。

              彼が伝えたい核心は「ゲノムの壁」と名する次の内容にあるでしょう。0・1の話およびデジタル・アナログの話に似た内容です。ゲノムは以前の記事を参照ください。

              「物理学では有限の世界でものを考えることは難しい。すなわち、ある物質が「ない」という証明は不可能である。たんに計測ができないだけかもしれないからである。
               ところが生命化学では、ゲノムの中に存在しない遺伝情報は「ない」と断言できるのである。ゲノムは有限な遺伝情報を持つにすぎない。それにもかかわらず、ゲノム情報によって動かされている生命体の活動は、まさに無限とも思えるほどに複雑である。その仕組みの解明こそ、今後の生命科学の課題である」(34ページ〜)

              テーゼ(命題)を「有限な遺伝情報ゲノムで全てが解明できる」とすると、アンチテーゼ(反対命題)は以下のようになるでしょうか。「いやいや、『生命体の活動は、無限とも思えるほどに複雑』と、いみじくもYouが言うようにゲノムのみでは解明できないよ。無限の世界を否定できないのなら、物理学も否定できないんじゃないの?」

              本書は1986年、一般の人向けに分かりやすく遺伝子を伝えるため、書かれた内容を加筆、改稿したものです。正直、専門的知識がないと理解困難な内容になってしまっています。が、分かりにくくなってしまったのは、氏のせいではありません。30年弱で分子生物学が「知りすぎてしまった」んです。細切れにDNAを切り刻んでも、それだけでは「何も分からないことが分かってしまった」んです。とはいえ、epigenetics, microRNAを紹介する第4、5章だけ眼を通しても、十分おもしろいです。

              これから重要なのは、情報の統合、複雑系の解析、システムスバイオロジー(本書214ページ)。それこそがジンテーゼ(統合命題)だと思います。そこに東洋医学が絡むと確信してます。
              ということで、近日、『2045年問題』という本を紹介します。

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              本紹介12:村上春樹・柴田元幸『サリンジャー戦記』 Flipper's Guitar(Double Knock Out Corporation)"Goodbye Our Pastels Badges"

              2013.03.17 Sunday 06:30
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                サリンジャー戦記TOYOに好意的だったサリンジャーを語る上で、村上春樹は外せません。村上春樹はサリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の新訳を世に出すほど、サリンジャーから影響を受けています。【旧訳は『ライ麦畑でつまかえて』(野沢孝訳)】

                アメリカ文学研究者の柴田元幸、村上春樹が、サリンジャーの著作の魅力、謎解きを対談形式で著した本が『サリンジャー戦記』です。(追記:『キャッチャー・イン・ザ・ライ』に関する村上春樹の訳者解説が、本書に収録されており、それだけでも本書の価値はあるでしょう。版権の制約で訳書に掲載できなかったそうです。)

                ところで『ライ麦畑でつまかえて』、君も読んだ?世界的なベストセラーだから読んだことがあるかもね。でも読後、なんかスッキリ腑に落ちないモヤモヤ感、なかった?この対談本、お薦め。ぜひ読んでみて!「若い人の考えていること、よく分からん」と嘆いているupper世代、upup、アプアプ困っている方にもヒントがあるでしょう。

                文中の「ホールデン」とは、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の主人公の青年です。古い日本の「家」、父性の消失、と自分が解釈した部分の引用です。

                編集部 でもホールデンって、いまどきの「パラサイト」たちとちょっと似ているというか・・・

                村上 そうですね。逆に言えば、『キャッチャー』のそういう社会背景みたいなのが、今の若い人たちにはかなりすらっと理解できるんじゃないかな、という気はするんです。今の日本はたまたま不景気だけど、戦後の長い繁栄の中で、社会的資産はもうある程度できているわけですよね。そういうものが一種の都市資産階級を形成している。そんな時代に生まれた子どもたちって、多かれ少なかれホールデン的というか、消費と生産が結びつかないという傾向はありますよね。

                柴田 それは、1950年代のアメリカと、2000年代の日本が似ているということですか?

                村上 似ているところはあると思いますよ。階級的に。

                柴田 階級の分離の仕方が似てきたのかなあ。

                村上 うん、好むと好まざるとに関わらず、日本も階級社会になりつつあると思うんです。バブルを越えて、みんなが中産階級という横並びの時代から、勝ち組、負け組に分かれていくわけですよね。銀行やら社会やらがふるい落とされていくみたいに。それから、都市専門職という階層が力を持ち始めます。アーバン・プロフェッショナル。ホールデンの父親みたいな階層です。そしてそういう人たちは、子どもたちをだいたいプライベート・スクール(私学)に入れます。家族というものもほとんど解体してしまっている。かつて日本文化を規定していた家族という枠組みが消えつつある。かろうじて実効的に残っている家族関係は、さっき話に出た「パラサイト」くらいになってしまう。

                次の曲はフリッパーズ・ギター!作詞が小沢健二、作曲が小山田圭吾(コーネリアス)です。2人ともイニシャルがK.O・・・だからKnock Out Corporation!センスいいでしょ?また小沢健二が慶應じゃなくて東大在学中(当時)というオチを込めているそうです。

                『サリンジャー戦記』とフリッパーズ・ギター。関係ないように思うでしょ?非常に関係があるんだなぁ、これが。詳しくは明日の記事で!
                デビューアルバムでこんな洗練された音楽を、日本で作った奇跡。それを、リアルタイムで堪能できた幸せを思い出しながら・・・


                Flipper's Guitar(Double Knock Out Corporation)"Goodbye Our Pastels Badges"
                 

                はずせ、僕らのバッヂをアノラックからはずせ
                引き出しの中にしまっておこう
                そして僕らは誓う、あの気持ちを決して忘れないと
                だから、さようなら

                地下鉄に乗っていて時々さびしくなる
                けれどもカミソリがあらわれて切り裂く
                そうだ 僕らのロリポップは何か純粋なものだった
                だから今は大好きなシャツを脱ぎ捨てて

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                小沢健二は柴田元幸(東京大学教授、現代文芸論研究室)ゼミ出身なのだ!その柴田教授は村上春樹の盟友!繋がっているのだ! 小沢健二「愛し愛されて生きるのさ」

                2013.03.18 Monday 05:55
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                  うさぎ私が小沢健二(オザケン)を知ったのは平成元年、医学部生の時でした。当時、Flipper's Guitarで活躍中の彼が、東京大学在学中であることは分かっていました。が、最近まで知らなかったのです。小沢健二、村上春樹の共通項に柴田元幸がいるなんて(柴田教授は昨日紹介した本の著者)。

                  小沢健二は柴田ゼミ(現代文芸論)出身なんですね! 私が村上春樹、小沢健二からなぜ刺激を受けるのか、納得しました。アメリカを深く知りながら、アメリカに同調していないんです

                  Flipper's Guitarの歌詞にも彼の文学性が垣間見えますが、その造詣の深さはハンパないです(その例)。村上春樹が信頼を寄せる柴田元幸と対等に話す彼、スゴイです。いやー、こういう記事を見ると、人間って上を目指すと新しい地平が見えるって、勇気をもらうね。ホント。

                  サリンジャー『ライ麦畑でつまかえて』の主人公ホールデンが、現代に生まれ変わって出てきたと言っても過言でないような存在のオザケン!小憎たらしいガキを演じていました。いやあれは地なのか?そう思わせるくらい、すごい家系の出です。

                  ちなみにPizzicato Fiveの曲〈エアプレイン〉の歌詞に、「ふくれ面して黙ってるかと思えば 止まらないほどおしゃべりになる ホールデン・コールフィールドみたいとかなんとか言われてゴキゲンになるようなタイプ」とありますが、作詞者、小西康陽いわく「小沢健二を揶揄した」そうです!そんなオザケン、1998年から一切TVに出なくなったそうです。

                  時代の節目を観ていたのでしょう。彼、Flipper's Guitarで活躍中、自身を評していたんです。「紙には強いが、電波にゃ弱い」。電波のTVはウザイってことでしょう。TVって気(電波、陽)のようにフワフワとあてのない、浮ついた時代のメディアでした。クラウド時代(ネットの海、陰)、既にTVはその役割をほぼ終えていると、私は思います。原発事故後、TVの垂れ流した情報、君、信じてる?あのフワフワ、嘘つきを。

                  TVに出なくなった彼は、父・小澤俊夫(ドイツ文学者)が編集する季刊誌『子どもと昔話』で小説『うさぎ!』執筆により、「現代の資本主義末期の欺瞞に満ちた社会を風刺」したり、文学性を発揮していますが、プライベートに関しては沈黙を保ってきました。ところが、昨年末、久しぶりにネットに発言し、結婚、子どもが生まれる予定であることを報告しました。HPに掲載されたコメントがこちら

                  「妊娠がわかってからもう大分経つのですが、僕としてはただ「女性ってすごいなあ」という感を強めるばかりで、男親および男性というものの役割は一体何なのか、裏庭を通りすがる近所のオス猫などをにらみつつ考えております。(中略)妻は一般人です。従って情報を出さないという選択肢もあるのですが、今どき、そのほうがむしろ誤情報が広まったりします。」

                  最後がイイ。私が考えていたこと、その時期が一致して非常に嬉しかったのです。陰の時代にむけてブログを始めるよう背中を押してもらいました。ありがとうオザケン。

                  小沢健二「愛し愛されて生きるのさ」

                  ふてくされてばかりの10代をすぎ 分別もついて歳をとり
                  夢から夢といつも醒めぬまま僕らは未来の世界へ駆けてく
                  月が輝く夜空が待ってる夕べさ 突然ほんのちょっと誰かに会いたくなるのさ
                  そんな言い訳を用意して 君の住む部屋へと急ぐ

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                  古典の重要性が増してきた、新たな時代。 世間を騒がす論文捏造に思う。 「一日は千年のごとく、千年は一日のごとし。」

                  2013.12.15 Sunday 22:30
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                    お前の話は昨日は記事更新できず、すまなかったです。会合など多忙で眠くって眠くってzzz 

                    さて今後、古典が必要と思うのは以下のような理由ダス。あくまで私個人の考えなんで聞き流してね。

                    # 情報が多すぎて、どれが雑魚(ざこ)か、どれが食える魚か判別が難しい時代となった。
                    # 社会が複雑化すればするほど原典、原点、原則、原理を人は求める。
                    # 単純系の情報過多はかえって理解に複雑性を増す。一方、近年必要性が増してきた複雑系は単純性を重視する。
                    # 100年、1,000年で人間の体、本質は変わらない。
                    # 約100年前から始まった、未だかつてない世界的人口爆発に科学は非効率すぎて対応できない。
                      (コストがかかりすぎる)
                    # 啓蒙主義、科学主義の影に潜む問題に人々が気付きはじめた
                      (パラダイム・シフト)。
                    # 意識しようとしまいと、これから中世の時代に戻っていく

                    そんなところかな。消去法で古典が必要、という消極的な選択かもしれないが、西洋医学も東洋医学もその潮流をモロ受けると思う。今はジェットコースターの天辺。

                    えっ?西洋医学に雑魚はいないだろう?と。 そうかな? 高血圧治療薬「ディオバン」の論文捏造に次いで、「子宮頸癌ワクチン」の論文が販売元の製薬会社社員が身分を隠して執筆していたと、つい最近ニュースになったけど…新聞読んでない?

                    少なくとも172本の論文捏造をした麻酔科医iPS細胞の論文捏造で一躍有名になった森口氏いずれも昨年の話題だけど…まぁ氷山の一角でしょうな。

                    わたしゃ他のワクチンは別として、「子宮頸癌ワクチン」だけはその存在意義が「つまらん!お前の話はつまらん!」と思っている医者で、実際今まで1名たりとも接種はしたことがないんですが何か?今回のニュースを読んで「ほら、まぁそうだよね」と思ったよ。

                    不特定多数とSEXしない方がよっぽど子宮頸癌になるリスクを減らすんだけどね。ヒトパピローマウイルス(HPV)って型がたくさんあるから。ほらアデノウイルス、インフルエンザウイルスが大人でも重症化するのと同じだわ。

                    君もあんまりCM、新聞などのメディアを過信しない方が良いよ。311直後の原発爆発、その後のメディアのアタフタぶり、あれも氷山の一角でしょうな。

                    「愛する者よ、汝(なんじ)らこの一事を忘るな(わするな)。主の御前には一日は千年のごとく、千年は一日のごとし。」(新約聖書 ペテロ第二 3章8節)

                    「空の鳥を見よ、播かず(まかず)、刈らず、倉に収めず、然るに汝らの天の父は、これを養ひたまふ。」(新約聖書 マタイによる福音書 6章26節)


                    医学部時代、電線にとまって羽を休めているスズメを見ながら、私こんなことを考えた…
                    『1,000年を1日』と感じる存在、神がいるとしたら、このスズメと私が過ごす2日間って2,000年として神はとらえるんだろうなぁ」と。「そうか!こいつ2日前にイエス・キリストって男に会っているのかもしれねぇな!オイ、そこのスズメ!あの人の顔、覚えてるか?

                    まぁ戯れ言ですな。でも今自分が、リアリティに満ちたものとして古典を嬉嬉と読んでいることと、医学部時代の天が啓けたような感動とが全く無縁ではないような気がするんだよね。特に無名性、匿名性のある古典、つまり作者不明の古典ほど読んでいて感動するんだねぇ。昨今「俺、俺」と捏造論文をジャカジャカ垂れ流している業界よりも、よっぽど意味がある、ね。

                    ということで、明日は次の小沢健二 - 久米宏 インタビューの内容について続きを。

                    人間、100年くらいでそんな変わらないだろうと思ってるんで。…テヘッ!真面目ですね。」(小沢健二)

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                    死んだダチ公のために。  STUTS feat.PUNPEE『夜を使いはたして』

                    2017.01.07 Saturday 01:00
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                      新たな旅立ちのために。
                      昔のことを思い出している。
                      最近めくるめく拡がる世界のなか。
                       
                      重要な決断をするとき。
                      身ぐるみはがされる覚悟をするとき。
                      そこに残るものが、そいつの本質。
                       
                      私の核 core は、ヤツに行き着くらしい。
                      浪人時代に他界した友人に。
                       
                      約30年前、私が高校3年生、つまり医学部を受験する直前にもらった年賀状。

                      次は現役合格が果たせず、上京し浪人生活を送ることを決めた直後に、届いた手紙。
                      この時、もらった彼の写真は今も机の一角を占めている。彼はこの6ヶ月後、天に帰った。ひとあし早く。光のように速く。
                       
                      若い自分の熱情って凄かったんだな、と今にして思う。勉学にいそしんだもんね。高校2年生以降は。ヤツに医学部合格したこと、国家試験に合格したことを伝えてやりたい一心で(笑)
                       
                      「聴診器を最初にあてるのが、お前でもイイか?」と言ってみたかった。
                      …しかし、う〜ん。このセリフ…やばいな。同姓だから許されるが、性別やら年齢やら状況を間違えると(笑)
                       
                      以下ダチ公が他界して13年後(私が医者になって7年目)、彼の親御さんからいただいた手紙の一部。
                      そうだった。私に送る写真。彼が真剣に選んだ1枚だったんだよネ。
                       
                      今日、紹介する Music Video(MV) の中、「2016年」から「2036年」まで、20年間があっという間にタイムシフトしている。この感覚は、今の年齢になると腹の底からわかる。
                       
                      あっという間だったよ。そして、目をつぶれば、あれから何も変わってない気がする。そう!無理に変える必要がないものが、この世にはある。
                       
                      さて…MVで出てくるオジサンは、ラップをかましている PUNPEE の実の父親らしい(→ PUNPEE本人の tweetで、似た人を探してきたことが判明 m(_ _)m )。やっていることが若いネ!笑
                       
                      天上から眺めているアイツからすれば、このMVのタイム感は、止まってしまった1988年から2017年を俯瞰して、「ヒロミツくん、29年間あまり変わってないね?笑」ってこと、なんだろう。
                       
                      曲名のように、夜はときには「使いはたす」ものなのだろう。
                      また夜は、朝を開くためにも、存在する。
                       
                      私の眼前にあった長い夜は、もうすぐダチ公と共に終わらせよう。
                      人生は楽しんだ者が勝ち、さ。
                       
                      STUTS feat.PUNPEE『夜を使いはたして』
                      今ここにいない ダチ公のために
                      大きな朝焼けを見ているのかも
                      歌詞 youtube公式版参照)
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