割り切れない話。1オクターヴの深〜い話。東洋は割り切らない(連続性、主観性、宇宙性、無限性)。

2013.10.16 Wednesday 23:30
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    スーホの白い馬そろそろ東洋医学の話をしなくちゃ!忘れてた!10月11日の記事「デジタル - アナログ」「有限音階 - 無限音階」「西洋医学 - 東洋医学」と対比して書いたネ。

    結論から書くと…君の聞いている音楽って普通は「有限音階」なんだねぇ。
    …えっ?そこから入るの?東洋医学では?…
    まぁそう言わずに。

    ギターの12フレットって、1本1本の弦のちょうど半分の位置なんだけど、ここはちょうど1オクターヴ上の音が出るんだぁね。例えば6弦(一番上、一番太い弦)に指をかけずに弦をはじくと、E(ハ長調なら ミ )の音が出ます。じゃあ問題!

    同じ6弦の12フレットを指で押さえて弦をはじくと…さぁて何の音が出る?

    そう!答えは「1オクターヴ上のEの音が出る」。その間の11の音は、半音ずつ「割り切って」いる。ピアノでいえば、白鍵、黒鍵、白鍵、黒鍵…のように半音ずつ上がっていくんだねぇ。

    このように、1オクターヴなどの音程を均等な周波数比で分割した音律「平均律」とよぶんだね。ほ〜ら勉強になるねぇ!
    「でもちょっとオカシクな〜い?」(女子高生風に言ってみて!…いや君は男だったか!…できれば女の子だけに頼む!)
    だってさぁ、音と音の間ってないの?そもそも1オクターヴを12で「割り切って」いいの?

    そうなんだねぇ!今ちまたにあふれる音楽が「十二平均律」という、当たり前とおもわれている音に完全にのっとられているんだねぇ。この事に関しては以前紹介した『モンキービジネス』(2011年夏号)という雑誌の中で、小沢健二も違和感を表明してるんだねぇ。さすがオザケン!

    そして3度の音、つまりマイナーコード(悲しそうな)かメジャーコード(嬉しそうな)かを決める重要な音がほとんど無視されていた時代、地域もあったようで、普段聞き慣れている音って結構あてにならないモンなんだぁね。

    よくよく考えてみると…「平均律」に規定された音ってデジタル!ほら1月に書いた記事「・・・Mac, iPhone, iPadはデジタルでないの?・・・ジョン・ケージ「4分33秒」 デジタルとdigit(指) ピアノもパソコンもKeyboard」を見返してみると…ピアノを叩く指(digit)は発音上もデジタルと相性がいいんだねぇ。

    ピアノって楽器自体が西洋的なんだねぇ。叩く、決まった場所の音しか許さない。完全に調律しないと場にそぐわない。

    ひるがえって東洋の楽器って面白いものが主役になったりするよねぇ?たとえば胡弓、篳篥(ひちりき)、尺八など。完全に調律しなくても演奏者側で微妙に音を調節できる、良い意味での曖昧さ、ゆらぎがあるのはピアノと相容れない要素かもしれないねぇ。

    ふぅ…つ・ま・り?
    ピアノは有限音階、デジタル、西洋的なんです。
    一方、先日のYMO「LOOM / 来たるべきもの」無限音階、アナログ、東洋的なんです。

    「イヤイヤ!!(×2) YMOはデジタルでしょう!シンセサイザーなんだから!」という声が一斉にあがってるけど…
    あの曲「LOOM / 来たるべきもの」に関して言えば無限音階であるがゆえにアナログ、東洋的だと私は思うんだねぇ。

    どこから曲が始まってどこで終わっているのか分からない。平均律の音と音の間に「無限の音がある」(虚無、宇宙)。… 無限、無に有がある、有に無がある …

    最後に『スーホの白い馬』って話、知ってる? もしあの白馬が「ピアノの弦になりました」という結末だったら、どうも納得いかないでしょう? ピアノって「平均律」だけに「割り切った」話に聞こえるんだねぇ!うまい!座布団あるだけ持ってこい!
    ね?ピアノだとちょっと客観的すぎない?不思議でしょ?

    あの物語はスーホが楽器(馬頭琴)を暖めるように、抱くようにして直接弦をさするから哀悼の感情が共有できるんだよなぁ。「割り切れない」話っていろいろあるんだよ。そう思うんだけど。

    …アレ?泣いてるの? 東洋医学って「割り切らない」医学って伝えたいんだけど…いや…「あなたは煮え切らない男」ってカエシはいらない…

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