エミリー・ディキンソン“Hope” is the thing with feathers. (希望という言葉は あの 羽のあるやつ)

2013.12.21 Saturday 15:30
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    エミリー・ディキンソンは19世紀を生きたアメリカの詩人。今でいうパニック障害、広場恐怖、引きこもりの要素のキャラクターをもっていたと思われる女性なんだけど、現代を生きる君にも通じる感性をもっていたと思う。

    子どもたちを診療していると、引きこもりの中に本当の天才が隠れている、社会のヒント、宝が眠っているように思うことも多々あるんだよね。

    さて次は彼女による詩。翻訳は柴田元幸氏。小沢健二が東京大学で所属した教室の教授だったね。

     
    “Hope” is the thing with feathers -  
    That perches in the soul -
    And sings the tune without the words -
    And never stops - at all -

    And sweetest - in the Gale - is heard -
    And sore must be the storm -
    That could abash the little Bird
    That kept so many warm - 
     
    I’ve heard it in the chillest land -
    And on the strangest Sea -
    Yet - never - in Extremity,
    It asked a crumb - of me.

     
    希望という言葉は あの 羽のあるやつ−
    たましいの中にとまって
    歌詞のない歌をうたい
    けっしてやめない いっときも−
     
    いちばん 大風のときが こころよく聞こえる−
    よっぽどひどい嵐でないかぎり
    あの小鳥が 恥入ったりはしない
    ほんとうに たくさんのひとを暖めてきたのだ−
     
    おそろしく凍てつく地でも わたしは聞いたし
    どこより未知な海の上でも 聞いた−
    なのに−ぜったい−どんなにひどい時にも、

    鳥はパンくずひとつ わたしに求めたことはない。
    (柴田元幸訳) 
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